ELLEGARDENの16年ぶりの新曲

 私が生涯をかけて愛してやまないバンド、ELLEGARDENが16年ぶりの新曲「Mountain Top」を発表、リリースしてから1週間が経ちました。

やっと色々と落ち着いて浸れるようになってきたので、ここに今の気持ちを残してみようと思います。

まず、あまりに久しぶりの新曲に対して微塵も戸惑いがなかったと言えば嘘になります。

私は本当に幸運なことにこの新曲をライブ「BAND OF FOUR -四節棍-」で初聞きすることが出来ました。

(エルレのライブ自体、活動再開後は初めてのチケット当選でクッソ死ぬほど嬉しかった)

新曲に対する気持ちの遷移を正直に書きます。


まず、新曲聴く?と言ってイントロが始まったときには、そのギターサウンドに直感的にMONOEYESが頭をよぎっていた。

一瞬の反射的な思考回路とはいえ少しショックだったし受け入れたくない感覚だった。

そして歌詞部分が始まり細美さんの現在進行形の歌声が響く。まだ茫然と聴いている私。脳内は少し混乱気味。

しかし、曲が進むにつれコードが進行するにつれ、感じ方が変わってきた。1つ1つの音が耳に入ってきてすごく心地良さを覚え出す。

と共に、ウブさんのギターが、高田さんのベースが、高橋さんのドラムが、細美さんの声が粒立って私の体を射抜く。

さっきから見ていたはずなのに急に開けたような視界に、ステージ上の大好きな4人が映った。ああ、紛れもなくELLEGARDENだ。

サビだなと思う部分に入る頃にはMONOEYESの影はすっかり消え去っていた。あまりに久しぶりすぎる新曲に直感が迷子になっただけで、私が今この時に体感しているこの楽曲は愛するELLEGARDENが目の前で奏でている。間違いない。

心地良い曲だな。

これが細美さんやメンバーのみなさんがLAで作り上げた出来立てほやほやの新曲か。


この「Mountain Top」をライブ翌日に配信購入した。改めて聴けば聴くほどに大好きになっていく。

さらに、ああライブではこのパート辺りから観客の手拍子が起きていたな、とか。思い出付きの大切な曲になる。

MVも見ながら聴いて、いつの間にかどこからどう聴いてもエルレじゃないかと思うようになっていた。

歌詞も見た。見覚えのある単語がちらほらあって過去を汲んだ覚悟みたいなものをビシビシと感じた。それだけで泣けた。


エルレみというものが何なのか、言葉にすることは難しい。

確かにライブで聴いた過去曲も含めてだが、私の体が10数年前に体感し記憶していた激しさは減ったのかもしれない。

ヒリヒリとした危うさ、刹那的な衝動、焦燥感、触れたら壊れそうな剥き出しのエモーション。

そういうものの度合いは減じて、今は構成するすべての音が成熟したように感じた。かといって訴えてくる楽曲のパワーは全く物足りないとかはなく、むしろ圧倒される。


うーん…そうだな…上手く言えないけど、

前は一方的にナイフを突き立てていたようなステージだったのが、今は相手を見てスパークリングするような、聴き手と相対する方法が変わった感じ??

こんなに月日が経ったんだ。何もかもが同じなわけがない。メンバーサイドもファンサイドも。

だけどやっぱり私は昔のELLEGARDENも今のELLEGARDENも大好きだし、きっとこの先もそうなんだと言える。

現役のバンドに戻ってきたこと、その瞬間に立ち会えたこと、すべてに心から感謝します。

アフタートークで最後という単語を頻繁に聞いて何となく不穏な気持ちにもなったけど、どんな道を歩んでも私は付いていくし賛同と応援の念を送りたいです。

まずは6thアルバムの完成を心待ちにしています。


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