映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想!※途中からネタバレ有

 あああああああ!!スラムダンクがずっと好きで本当に良かったぁぁ!!!!

『THE FIRST SLAM DUNK』を見終わった直後の心の第一声です。ほんとそれでしかなかったです。

鑑賞してからもう1週間以上経っちゃってるんですが、あの感動を忘れられなくてどうしても感想は残しておきたいなとずっと思っていました。

よっし、いい加減書くぞ!

まずはネタバレなしな範疇の感想を書いていって、途中ココからネタバレあるよ!って区切りはちゃんと設けて書きますね。


この映画はもうとにかく、スラムダンクという作品が好きな人になら絶対にお勧めできます。好きが渋滞して溢れかえります。私は感情とともに涙も溢れまくりました。

ツレの旦那には「どこにそんな泣き要素が…?」と不審がられるレベルで泣きました。

だって…だって…!

私の大好きなスラムダンクの世界がそこにあったんだもん!!みんなにまた会えたんだもん!!活き活きとバスケットボールしてた!!

原作者の井上雄彦先生のおっしゃる通り、新しいスラムダンク。だけどみんなの中にあるスラムダンクでもある。それらが眼前のスクリーン上で躍動感をもって動き回っていました。


スラムダンクファンと一言でいっても色んなタイプがいると思います。なお私はかなりの原作愛好者です。井上雄彦先生LOVEです。

TVアニメも見てはいましたがそれほどガッツリではなく、アニメの最後がどんな風に終わったか思い出せないくらいにはフワッとしています。ただWANDSの「世界が終わるまでは…」にドハマりして、当時中学生だった私が初めて買ったCDがこのタイトルでした。だからアニメも好きは好きだったんだと思います。

私にとって神のような存在の井上雄彦先生が監督として関わる映画なんて、その時点で楽しみしかなかったです。その楽しみさゆえに、あえて前情報をほとんど見ずに過ごしてきました。

それでも勝手に聞こえてきたのは、声優変更とその発表タイミングによる炎上。

あとは別映画を見に行ったときにたまたま勝手に流れてしまった映画スラムダンク予告編。それにより察してしまったCGアニメ感。

この2点については少しだけ不安に思いながらの鑑賞でした。

ぶっちゃけ私にとって声優はそんなにこだわる点でもないです。とはいえTVアニメの記憶もあるはあるのでどうなんだろう。あと個人的に3DCGアニメはやっぱりどこか不自然で好きじゃない。良いと思えた作品が過去にないため、すでに若干残念に思っていました。


しかしながら。

そんな杞憂は映画が始まってしまえば文字通りどっか吹っ飛んだ。

声、CG、1ミリも気にならない。と言ったら嘘になるんですが、、、最初の頃にん?と思ったとしても次第にものすごい没頭してくるので気付いたらどうでもよくなってるんです。杞憂を凌駕してくる作品の熱量。

CGなんてむしろCGならではのバスケアクションが、逆に(?)大変見応えありました。井上先生の絵が動いているような感じを出してあそこまで仕上げるのって、きっとものすごく大変だったんじゃないでしょうか。

新鮮味があったというか、これはこれでアリだなという。今まで出会ったCGアニメの中で一番良かったです。


あとはですね、音楽がまたくっそカッコいいんですよ。

私はもともと10-FEETが好きですし、The Birthdayも結構好きです。2バンドともまぁハマってました。特にテンフィやばいです。あの疾走感がどこまでも加速していくような曲がとにかくもう、、、めっちゃ作品にマッチしてました。

映画のあともまた聴きたくて2曲とも買っちゃった。この映画の主題歌が彼らで本当に良かったなぁと思います。

と、ネタバレなしで書けるのはこんなところでしょうか。

どうしても抽象的になっちゃいますからお気持ち表明みたいな内容ばかりですみません。






※※※※※ 以降、ネタバレを含みます ※※※※※



※※※※※ 以降、ネタバレを含みます ※※※※※




では、ここからネタバレありで書きますね。

私すでに述べた通りほとんど前情報なしでこの映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観に行ったんです。なので、普通に、リョーちんが主役やんんんんん!!!!!に度肝を抜かれました。笑

ムビチケの前売り券を買うときに私はミッチーが好きだけど旦那に誰が好き?と聞くと強いて言うならリョータと返ってきたので、この2人の絵柄のチケットを買ってはいたものの、まさか主役級とは。

よく見たらポスターの中心にいるのもリョーちんですもんねぇ!単にポジション的な立ち位置でそうしてるのかと思ったYO!

彼の過去、思ったより暗くて驚きました。バスケで有望だった兄を亡くしてすがるようにバスケを続けるリョーちんもお母さんもなんとなくみんな乗り越えられなくて。沖縄から思い出を断ち切るように湘北に引っ越すんだ。

こういった今までにない新しい描写は、まるで顔見知りのキャラクターの知らない一面。過去話は純粋に興味を惹かれて見入ってしまいました。

それに加えて原作での既存場面につながるような新カットもあって、それがファン心をくすぐりましたね。さわやか時代のミッチーとリョーちんが一度出会ってたなんてのは胸熱でした。

2人が高校で出会って(実際は再会だった)喧嘩するシーンも原作では描かれなかったけどこんな風だったんだ、とハラハラ見守る気持ち。この前後の展開を知ってるからこそ彼らの心情に寄り添わずにいられなくて心が痛みました。

入院してたリョーちんがその後一回沖縄に帰って、兄の思い出を見つけて、叫んで、走って。復帰するまでの間にそんなことしてたんだね・・・リストバンド2個付けてたのお兄ちゃんのだったんだね・・・泣ける。

新たな視点。新しいスラムダンク。たくさんたくさん散りばめられていると思いました。知ってる相手をよりよく知る。ますます好きになっちゃうよ。


オープニングについても触れておきましょう。

The Birthdayの「LOVE ROCKETS」のイントロで一音一音重なって増えていく感じ、ちょっとアウトローな感じ、めっちゃカッコよかったです。井上先生の唯一のリクエストだったとパンフで読んだ記憶ですが、まさにそれがハマりまくってました。

手書きされたキャラが1人1人動き出していく演出も、本当に漫画から命を吹き込まれたようでゾクゾクしたしまじ好きだったなー。


ああそうだ、それでですね、順番前後してたら申し訳ないんですが、これ一番のインパクトシーンかもしれないです。オープニングで描かれた湘北の5人が対峙している相手が、

あの、山王工業だと判明した瞬間。

あれやばかったです。ぶわぁぁぁっと一気に鳥肌が立ちました。

この試合が見られるんだ・・・!!!!!

それだけで涙が出ました。

そうです、あの試合の色んな名シーンが動いているところが見られるんですよ。やばくないですか?

原作から全部が全部を持って来れる訳ではないとは思っていましたが、ちゃんと静かにしろいとかNo.1ガードとか俺は今なんだよとかがあって、私は見たいシーンを見られるたびにグスングスンと泣いていました。

もちろん大好きなあれもありますよ!

花道と!流川の!

ハイタッチ!!!

ああああ~もう泣き所だらけなんですけど。

回想シーンでバスケットはお好きですか?もあったし、もう、もう、こんなにスラムダンク愛にまみれたシーンをたくさん見られるなんて、泣くしかないやん。

安西先生のタプタプタプタプも躍動感たっぷりで大変よろしいかと。ニヤリとほっこりが共存。


はぁ。音楽もガンギマリしてました。

カッコよすぎるテンフィの楽曲の入りどころがドンピシャによすぎて、これも度々鳥肌ものでした。バスケのシーンがより激情をもって画面から心に訴えてくる。エモい。これをエモいと言わずとして何と言うか。

エンディングでまた「第ゼロ感」が流れてきたときはもう素晴らしすぎて。スタンディングオベーションでもしたい気分になりましたよ。


そんな感じで、バスケの迫力や躍動感も存分に映像と音響で楽しめる映画でした。これはどうせ見るなら映画館で見るべきタイプの作品だと感じました。

あ、そう言えば1点だけ不満を言わせてください、、、

CGアニメでも良い出来栄えでしたと前述したのですが強いて言うならば、どうしても流川くんの顔に対する違和感だけはなかなか取れなかったですね。

なんだろ、輪郭?顎が細すぎるというか。

井上先生の描く流川くんじゃないような。一番原作から遠い顔付きをしている気がしました。まぁでも嫌になるレベルでは全然ないです。


さて、話が散らかってきたのでそろそろまとめに入ることにします。

原作にない知られざるシーンの追加にしろ、既にある名場面のスクリーン上でのアニメ化にしろ、ファンなら嬉しいに決まってる!この映画はそんな要素でいっぱいでした。

私はめちゃくちゃ感激しましたし、普段あまり何かを褒めたりしない旦那も結構良かったと言っていました。どんだけ泣くかは人それぞれですが。(私:ほぼ号泣、旦那:涙皆無)

見たいがたくさん詰まった映画でした。

作品愛がそこらじゅうに漂っていました。

制作陣の方々には、心からありがとうございました&お疲れ様でしたと言いたいです。

以上、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の感想でした。




最近、単行本全31巻を読み直そうと思っています。

1巻だけさっき読みましたが、2年生で入院してるやつがいるって台詞を見ただけで映画を思い出してグッときました。本当に新しい見方や視点でまた読めそうです。

あとリョーちんの読み切り「ピアス」って私は実は読んだことがなくて。あまりに気になりすぎて「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」も買っちゃいました。

これもピアスだけさっき読んだんですが、あやこってあの彩子さんですか??!やべー!

しばらくまたスラムダンクの沼に浸りそうです。


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