【F1日本GP2018観戦記①】木曜日:車は走らないがファンは集う

私が2018年日本GPを現地観戦したというのは前回書きました。今回から、その感想を1日ずつの記事に分けて書いていきたいと思います。

とても個人的見解の単なる日記なので、大した内容にならないと思いますがw、よろしければお付き合いくださいませ。

えー、何から始めよう。
私の拠点とするホテルは近鉄四日市駅の近くでした。


◆雨から始まる初めての木曜日


10月4日、木曜日、朝。 前乗りで泊まったホテルを出発し、近鉄に乗って白子駅に向かいます。

この日鈴鹿サーキットのゲートオープンは8時半と把握していたけど、それに並ぶほど早く行くつもりじゃなかったので8時半ぐらいに白子に着く。


ここで今一度お伝えしておきましょう。

私は、今回が鈴鹿F1観戦3回目ですが、木曜と金曜は参加したことがありません。まさに今から始まる今日明日のすべてが初体験なのです。わくわくがやべぇ。

ちなみに今日は1人のボッチ参戦です。
(明日から連れと合流)


今日から白子駅前~鈴鹿サーキット間の臨時シャトルバスが出ていることは下調べしてあったので、駅から出て乗り場らしき方へ・・・
っと。多少想像はしていたけど、バス待ち行列。木曜から結構な人が行くのね?!想像の3倍くらいは長い列ができていました。

しかもこの時点で雨。
まぁまぁの雨です。

当初心配されていた台風の直撃は免れたものの、週末にかけて台風は日本海を通過するとの天気予報。その影響による雨は避けられそうになく、今日も雨模様の1日と覚悟して出てはきた。
でも、でもね、現地に着く頃には止む的な逆転展開を心のどこかで信じてる。。。


そうこうしている間に、行列の長さの割にバスが連続で来たので、案外早くバスに乗れました。周りを見ればやっぱりF1グッズを身に纏っている人は多い。一方の私はまるっきり普通。

熱量や年季の入り具合の違いだなぁ。この人たちは毎年木曜に来てんだろなぁ。


バスに揺られ所要時間は20分くらいかな?鈴鹿サーキットのメインゲート前に到着しました。


そして、はい!
相変わらずの雨―!

これからいよいよ入場だというのに、期待に反して雨はやまず。この後もどうせこんな感じなんだろ?と、もう抗うことなく若干逆ギレ気味に雨具を登場させる。

途中であたふたするぐらいなら、最初からカッパ着ちゃった方が動きやすいよね。カッパ上下のうち、上だけを着用。下は履くほどの雨量ではなかったので。

折り畳み傘も持ってたけど、どうせこの後ピットウォークとか人混みの中に行くことが分かりきっているのでカッパが吉と判断しました。

ちなみにリュックをしょった上から羽織るなら、カッパよりポンチョの方が良かったなとこの時学びました。今後の教訓。


あとは首から30回アニバーサリーチケットをぶら下げて・・・
準備万端!いよいよ突入だー!!


◆まずは必要なものをゲット


はーい、お久しぶり!5年ぶりに来たよ!鈴鹿サーキット!

近場でさっそく日本GP公式プログラムを購入し、一呼吸おいて周りを見渡す。
F1色に彩られた会場。これこれ。私はこれに染まりに来たんだよ。F1な雰囲気を撮影&味わいながら歩く。

いやぁ~いよいよ来たんだなぁ~
実感がふつふつと湧いてきます。雨だけど。

F1ウィークの木曜日。F1マシンの走らない木曜日。

こんな天気で今日ここに来ている人たちは、マニアックっつーかオタッキーだな(褒め言葉)。


さて、本日のメインイベントはピットウォークと、本日の来場者の中から抽選で当たるサイン会です。そのどちらにも必要な「参加証」なるものをもらいに、GPエントランスへ行き、無事にゲット。


ほうほぅ。今年はサイン会ではなくドライバースランウェイというイベント名なのか。よく分からんけど。この3桁の数字でサイン会の当たり外れが決まるんだな。

初参加で初当選みたいな奇跡、起きないかな~

でも自分は運が悪いタイプの人間なんで、期待はしないでおこうと思います。


大事なものをしっかり手に入れた後は、GPスクエアのグッズ売り場へ。
今の私はF1要素ゼロの格好。過去2回鈴鹿に来たときだって、チケットホルダーしか買ったことがありませんでした。

でも今年は!木曜から参戦して今までにないくらい目一杯楽しむって決めてたから!グッズも買うし!身に付ける!


そしてフェラーリグッズ売り場へ。そう、わたくし、ドライバーみんな好きだけど、強いて言うならベッテルとライコネンが好きなんです。現フェラーリコンビ最強。

今年でフェラーリ最後となるライコネンのキャップとTシャツ、ベッテルの何かも欲しくてマフラータオルを購入しました。

あと今年のチケットはプラスチック製だしもとから首かけ用のひもが付いているので、必要ないと思っていたけど。トロロッソ・ホンダも応援したくチケットホルダー買ってしまった。

う~ん、統一感なっすぃんぐ。

とりあえず今日は雨だし、まだこの先、金土日と3日もあるし?Tシャツやタオル等は控え選手にして今はキャップだけかぶろう。

「7」の数字の入った赤いフラットキャップをかぶってピットウォークに向かいます。


◆大興奮のピットウォーク&ストレートウォーク


※これから書く出来事は実際の時系列とは多少前後する可能性があります

ピットウォークは、ストレートウォークも兼ねています。つまりホームストレートを歩けるんですね。それらの入場口を通って、ストレートに降り立つ。

ふおぉぉぉおおぉぉ!!!!

なんかこれだけでちょっと興奮!

だってすごいことじゃない?!
いつも見てる鈴鹿サーキットのあのコース上に今、自分が立ってるって!


興奮冷めやらぬままピットウォークに向かう列を進んでいく。
そして着いた!ピットレーンの入り口に!


いつもTVで見るガレージたちが、この先に、こんなに近くに、ある!この景色や空気を自分の目で耳で体感できるなんてたまらん!

わくわくしすぎてなんかとにかくやばい(語彙)!!


生まれて初めてのピットウォークは、何もかもがまぶしくて。

若干バラされ状態のF1マシン、フロントウィング、カウル、アレやコレやの名前は分からない色んな機材、各チームガレージの内装の感じ、とかとか。あらゆるものが目に入ってくるたびに「ふぁあ~!」ってなる。




ピットレーンとコースの間に設置されるアリバベーネさんとかホーナーさんとかが座るピットウォールってやつ?あれもあんな近くで見ていいのか!ってほど接近できたり。


私がピットウォークしている際に一番最初にエンジン音をふかしてくれたのが、ハースでした。PU時代になって初めて見に来たF1だけど、こんだけ近くで聞いたらやっぱ迫力満点!

ギュンターさんも目撃。このあと手振ってくれた。



あと噂には聞いていたけど、ドライバーももちろん現れる!

私の記念すべき人生初の超接近ドライバーは、オコン。ガレージ内にいるなぁとは思って見ていたけど、手を振りながらロープで区切られたお客さんゾーンの方に歩み寄ってくるではないか!えぇ?!く、くる!!

近い!何をすれば??!
動画を撮る?写真をお願いする??ただ自分の目に焼き付ける???

とか考えてる刹那、あっという間にサインねだりのファンが殺到して私もその渦中に巻き込まれる。そうか、サイン!そこから慌てて公式プログラムやサインペンを出してお願いするようでは、一足遅かった。。。

オコン様は私とは反対方向へサインしながら横移動し、適度なところで立ち去ってしまいました。多分コースの下見に行くところだったんでしょうね。

ふぃ~。嵐のように過ぎ去った。突然のこと、不慣れなことに、圧倒されただけで終わってしまった。

これは教訓である。憧れのドライバーを前にやることを悩んでいる暇はない。


ちょっと落胆気味にピットウォークを再開していると、なんだか見たことあるシルエット、いや、着ぐるみが。

あれレゴマックスじゃない?!

マックス応援のオレンジライオンでおなじみの!ちゃんとレッドブルのガレージ前にいて、ちょっとした人だかりに囲まれている。


思わず反射的にカメラを向けると、こっちに気付いたのかポーズを取ってくれる。はは、こりゃぁ撮られ慣れてらっしゃる。次々にカメラだの人だのに絡まれるレゴマックスは、さながらF1界の◯ッキー◯ウスのようでした。

とか言いながらちゃっかり一緒にセルフィ―した私。良い思い出だ。ありがとうレゴマックス!


そんなこんなでピットレーンの端から端まで様々なものを見て堪能しました。
やっぱりフェラーリとメルセデスのガレージ前が一番混んでる感じで、なかなか前の方で見られなかったけど、粘ってどのチームも近くで見たぞ。


今回ピットウォークを体験して一番感じたのが、思った以上にチームがお客さんをガレージ内に招き入れてくれるんだなってこと。チームウェアや応援グッズなんか持ってアピールしている人がいると、スタッフさんがどうぞって案内してF1マシンの前で記念撮影させてくれたりなんかする。

フェラーリはそういうのやってなかった印象だけどね。ブランドイメージ?

逆にレッドブルとか、特に終盤らへんはかなり大盤振る舞いに沢山の人を招いてました。私の隣の数人を案内するため目の前のロープが外され、私も一緒に入っちゃえそうな勢いだったけど、、、フェラーリ帽子をかぶった小心者の私は足が動かなかった。。。


あとですね、総じて強く思ったこと。

英語がしゃべれる人ちょーうらやましい。

せっかく招待されても無言で写真撮って終わりは寂しい。スタッフさんに感謝や応援の気持ちを伝えたいと思うのは当然だけど、一瞬の出来事だしその中で身振り手振りでは限界がある。
コミュニケーション出来ている人、出来ていない人の違いが英語力なのは傍で見ていて明らかだったのでした。


ピットウォークの後は、ほどよく人の空いているホームストレートを堂々と歩く。なんか贅沢だ。

日曜にこの1番グリッドにつくのは誰だろうとか、そんなことを考えながら。ちなみに歩いている方向は本来のとは逆走だけどね。



ストレートウォークも端まで来てしまうと戻るしかないんで、ついでにピットウォーク2周目しときました。あー楽しい。

そして名残り惜しくもピットを出る。


ピットレーン出口付近にファンの人だかりがありました。多分、コース下見に向かうドライバー待ちなんだろうな。残り時間もあと少しだし、興味本位で試しに私もそこらへんで待ってみることに。

すると、なんか前方がざわつきだしたと思ったらストロール登場!

ここで待ってるとほんとに来るんだ!

しかし私はそのときロープの最前列にいるわけじゃなかったこともあり、今回は見守る&動画撮りに専念。でも結果論でいえば、私の近くの人たちがサインをもらえていたので、私も即座に準備して手を伸ばせば間に合ったかも。

いやはや、いろいろと難しい。

何を優先して何を捨てるか。好機の見極め。運の良し悪し。
色んな要素が絡み合ってサインゲットという結果に辿り着くんだなぁ。しみじみ。


その後ピットウォークの時間内ギリギリ近くまでそこで待機してみたけれど、以降は誰も現れませんでした。
鈴鹿スタッフの人たちが「この後キッズピットウォークの時間が迫っているので退去願います~」とアナウンスを多めにするようになり、私もその場を離れました。


◆サイン会はハズレ


ピットウォークにもっと早くから来ていたら、もう少し色んなドライバーに会えたかな。

そんなことをほんのり考えながら、展示ブースなどを見て回り時間を潰していました。気付けばサイン会の当選発表の時間。


はい、はずれましたー!

知ってたけどね!泣

まぁ運悪の私がこんなのに当たったら、帰り事故るかもしれんし、仕方ない。せっかくだから普通に傍観者としてサイン会を眺める側になろうと決めました。


しかしサイン会まであと3時間以上ある・・・

お腹の弱い私は少しだけ空腹を満たし水分を補給し、時間潰しにまた会場内のGPスクエアやその近辺を徘徊しました。

しかし疲れた。雨もずっと降ったりやんだり続きだし。

もううろちょろすんのやめよ。グランドスタンドエリアに行こう。そしてこれまた人生初のグランドスタンド席に腰を下ろすんだ。


おぉぉぉ、これがグラスタ。

という感激も束の間、おそらくサイン会に向けてなのでしょうが、ガムテープやらで席取りしている箇所がかなり多数ありました。これが噂に聞いていたルール違反な席取りか。。。


公式的にも剥がしてOKと聞いてはいるものの、揉め事とかゴメンなので空いている場所で比較的前の方を探して座りました。雨が若干吹き込むけど、もう他探すのも面倒だし、我慢我慢。


◆想定外のフェンス越しサイン会


あとは2時間近くその場の雰囲気とかパンフレット系とか見ながらスマホでもいじって時間潰せばいいんでしょと、腰を据える私。

サイン会まで1時間を切ったあたりで、会場作りらしき作業が始まりました。テントやテーブルが、メインストレート上に運び出されていきます。

・・・おや?サイン会ってそのグラスタ席真ん前に置いてあったテントでやるんじゃないの??移動しちゃうの??

よく見ると会場内配布のマップ&スケジュールの紙にも

「F1ドライバーズランウェイ、場所:国際レーシングコースホームストレート上」

と書いてあるではないか。


こうなるとやや前の方に陣取った意味がない、っていうかむしろ逆効果。視界にはフェンスが間に入ってサイン会の場所がちっともよく見えない!

しかし振り返って上の方の席を見てもやはり相当埋まっているので、ここを離れて代わりの席が見つかるとも限らない。う~ん、現状維持しかない、か。


こうしてサイン会が始まり、各ドライバーはまずインタビューエリアにきて話してくれた後、当選者へのサインをするという流れで対応してくれています。

そんな現場に私はいる。いるんですが、自分の目で直接ではなくストレート上部の大型液晶モニターでその様子を見るしかないという残念な結果にあいなりました。
もちろん写真もフェンス越し。。。



ちなみにサイン会で印象的だったことは、箇条書きにしちゃいますね。

  • ライコネン登場時の黄色い声援はまさに彼の人気の象徴だった
  • ライコネンがテントから軽く上目遣いに客席を見てくれたのが嬉しかった
  • レッドブルの2人がパペット人形で遊びながら楽しそうだった
  • アロンソ本人の口からF1最後の鈴鹿と聞いて改めて寂しくなった
  • ハミルトンだけ自由人扱いとまさにその通り感があったのがウケた
  • ベッテルが仕切りロープを遮ってまで客席に近づいてくれたのが嬉しかった
  • みんなトーク1回なのに、ベッテルだけサイン後にもう1回話にきてくれたのがさらに感激だった

ベッテルのこういうとこ、好きなんだよなぁ。


残念ながらルクレールは体調不良?だとかで出てこれなかったけど、彼が対応する予定だったファンの分はトロロッソの2人がカバーしてたみたいです。

こうして木曜のイベントはすべて終わってしまいました。


◆最後のドライバー接近


余韻に浸っていたいのはやまやまですが、帰りのシャトルバスの時間が迫っていたので、メインゲート方面に向かい始めました。

すると、ふと、グッズショップに人だかりを発見。
今日色んな人だかりを見てきた私の直感が何かあると告げる。近寄ってみると、なんとショップ内にサインツがいました!


デカいカメラが近くにあったので何かのTV撮影とかなのかな。背伸びして見ていたらそれが終わったらしく、サインツがサイン対応を始めました。

人の壁はあるけど私の位置からでも頑張ればそう遠くない。
今日1日いろんな場面で躊躇してきた私ですが、このラストチャンスは逃したくない!

そう思って今までで一番頑張って手を伸ばしたし、節度ある範囲内で人のぎゅうぎゅう圧に逆らって前に進んだ。でも、やっぱりあと少しのところでサインツ様は行ってしまわれた。。。あ~~~。


残念だけどシャトルバスがっ。

最終便と聞いていた時間の1,2分前にメインゲート前に到着。すると、バス待ち行列ずらり。そして私の後ろからもわらわらと続く。そしてしばらくバスは来ない。

なーんだ。結局待つなら小走りしなくても良かった。

この臨時シャトルバスは待ち行列の長さにに応じて増便したりしているのか、1台行ったあと次がなかなか来ない・・・と思ったら一気に数台連続で来たりする。なので、行きと同じく思ったよりは早くバスに乗れた感じでした。


疲れたけど楽しかったー。

終わってみれば、もう少しこうすれば良かった、ああなれば良かったみたいな点もあるにはある。だけど、何よりたくさんのことが初めてで新鮮で、それを体いっぱいに感じることができて、とにかく楽しかったの一言に尽きるのだ。

そういえば、私はSNSをF1日本GPのために始めたといっても過言ではないのですが、今までそのTwitter上でしか見たことがなかったファンの方や関連する造形物を、リアルに見たなぁ。今年はおうち観戦じゃなく現地観戦なんだと実感したことの1つでもありました。

ドライバーやチームクルーに会いたいがためだけに、F1マシンの走らない木曜からこんなにたくさんの人が来るなんて、みんな好きだねぇ。


・・・・。
いかん!長くなりすぎた!
木曜編はココまで。

最後にホテルで撮った本日の戦利品(ただの購入グッズ)。


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